一度にボトックスを大量に注入すれば良いわけではありません、「適量」が重要です。
ボトックスは筋肉の働きを抑制する働きがあります。また顔のエラ張りの原因は、咀嚼する際に使われる咬筋の発達が原因で起こります。
エラ張りを解消するためには咬筋にボトックスを注射しますが、一度に大量に注射すると、食べ物が噛みにくい、しゃべりにくい(口の開け閉めが困難)、口が開いたままになるなどのトラブルが生じることがあります。
筋肉に作用するボトックスは、「適切な部位に、適切な量だけ注入する」ことが非常に重要な治療法です。
またボトックスの効果には個人差があるので、治療経過を診ながら適切な治療を行っていくことが、より自然で美しくなれる一番の近道です。
朽木 医師