ワキガ・多汗症のよくある質問

ワキガは、ワキに存在する「アポクリン汗腺」が発達していたり、数が多いことが原因です。 この「アポクリン汗腺」は、ワキ以外にも耳、胸（乳首周辺）などにも存在します。耳垢が湿っている方は、耳の「アポクリン汗腺」が発達していることになるので、ワキガの可能性が高くなります。耳垢以外にも、ワキの汗じみが黄ばむようならワキガを疑ったほうがよいでしょう。 質問にあるように、ニオイは自身では気づきにくいものなので、不安があればいつでも診察にお越しください。

外薗 医師

患部を濡らさなければ翌日からシャワーは可能ですが、細菌が入り込むリスクがあるため、術後すぐの洗髪や入浴は控えていただいています。洗髪はガーゼ固定が外れた3日後から可能で、入浴は1週間後から可能です。気になるようならタオルで拭いたり美容室の利用をおすすめしています。また手術直後でも、下半身だけシャワーを浴びるなど、患部を濡らさないのであればシャワーは可能です。

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手術をする際は局所麻酔を行なうため、ほとんど痛みを感じることはありません。ただ、麻酔が切れるとズキズキした痛みや違和感を感じることがあります。痛み止めを処方するので、ある程度の痛みは抑えられるので安心してください。また痛みは経過が順調であれば3日～1週間ほどで落ち着きます。

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人によってワキガの症状はさまざまだったり、切除する汗腺の分布具合も異なるため、中には取れない汗腺も存在します。そのため、100%と断言はできません。 ただしニオイの原因となる「アポクリン腺」を徹底的に除去するため、確実にニオイは軽減されます。100％とは言い切れないのですが、80～90%はニオイがなくなり、治療部位からの再発はほとんどありませんので安心してください。

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『ワキガ剪除法』を受けられた場合、手術後3日間は、ワキから肩にかけてガーゼや包帯で固定するため動きに制限がありますが、簡単なデスクワークなら翌日からでも仕事はできます。重いものを持ったり、腕を動かすような仕事は、血腫や皮下壊死などのトラブルを引き起こすことがあるので控えてください。 腕はよく動かす部位なので、気づかないうちに負担をかけていることがあります。簡単な仕事はできますが、トラブルを避けるためには、手術後3日間はリラックスして過ごしていただくのが安心です。

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『ワキガ剪除法』は、比較的負担の少ない手術ですが、手術となると知らず知らず緊張してしまうものです。前日の飲酒や激しい運動などは避けて、しっかり睡眠をとるようにしてください。手術後は、ワキから肩にかけてガーゼや包帯で固定します。肩周りの動きが制限されるので、前開きのシャツなど、着替えが楽で、ゆとりのある服装でお越しください。また男性などワキ毛のある方は、手術2～3日前までに剃毛するようにしてください。

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『ワキガ剪除法』でワキガ治療を行う場合、メスを入れるので少なからず傷跡が残ります。ただし、私は美容外科医のスペシャリストとして美的観点から以下のようなテクニックを駆使することで、切開範囲を最小限に抑え傷跡をきれいに仕上げます。

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よく混同されますが、汗をかきやすい「多汗症」と、ニオイが気になる「ワキガ」は異なる症状です。 人の体には2種類の汗があり、多汗症の原因は「エクリン汗腺」からでる汗が原因で、ワキガは「アポクリン汗腺」からでる汗が原因です。「エクリン汗腺」からでる汗は99％が水分ですが、「アポクリン汗腺」からの汗にはタンパク質などが含まれるため、皮膚表面に存在する細菌に分解されることでニオイを発します。症状としては別ですが、これらは合併していることが多いので総称して「ワキガ」と呼ばれることがあります。合併している場合は、『ワキガ剪除法』でどちらの症状も改善することができます。 ニオイがあまり強くないなら多汗症だけを発症していると考えられ、その場合は『ボトックス（ワキガ・多汗症）』など、注射だけで症状を抑えることだできます。まずは診察で正しく症状を診てみることをおすすめします。

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入院を必須としている病院もありますが、当院では適切な術後処置を行うことで、入院するという負担を減らしています。『ワキガ剪除法』は、確かに皮膚を切開しますが、5cm程度のものなので入院する必要はありません。また手術後は、「タイオーバー」という皮膚に直接ガーゼを縫いとめる固定法で止血を行います。肩周りが動きにくくなりますが、3日後には取れますので日常生活への影響は少ないと思います。

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未成年の方でも、ワキガ治療を受けることができます。 ただ思春期は発育過程の途中であるため、「アポクリン腺」の発育が不十分で切除が難しいことがあります。また切除をしても再発する可能性が高いです。そのため当院では、15歳（高校生以上）を目安に切除での治療を提案しています。もちろん、15歳以下でもワキガと診断されることがありますし、15歳以上でも治療を見送ることがあります。 症状に合わせて適切な治療法を提案させていただきますので、まずは気軽にご相談ください。

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