Osmidrosis-Hyperhidrosis
症状に合わせた治療法を提案
汗や臭いがもう気にならない!
医療で治すワキガ・多汗症治療
普段から汗やにおいに対して気になる...そんなトラブルはもしかしたら「ワキガ」や「多汗症」かもしれません!これらの症状は体質の問題と受け止められがちですが、実はさまざまな治療法で解決ができます。 「ワキガ」や「多汗症」は同じものだと勘違いしている方も中にはいますが、それぞれ発生原因が異なります。各症状について正しく理解を深め、今まで悩んでいた汗やにおいのトラブルを解決しましょう。
ワキガとは、独特な強いにおいを放つ体質や症状のことを指し、腋臭症とも呼ばれています。 人の身体には、「アポクリン腺」と「エクリン腺」と呼ばれる2種類の汗腺が存在します。ワキガは、2つのうち「アポクリン腺」から分泌された汗が要因となります。「アポクリン腺」は、脂質や糖質、アンモニアや鉄分などにおいの原因物質を多く含み、乳白色で粘り気があるのが特徴です。耳の中やワキの下などに多く存在します。汗自体はほとんどにおいはしませんが、細菌によって汗に含まれる物質が分解されることで強烈なにおいを発生させます。ワキガでお悩みの方は、この「アポクリン腺」の量が多く、汗腺自体が大きい傾向にあります。
多汗症とは、特に体温調節がいらない時期でも大量の汗をかく症状のことです。 人間が出す汗のほとんどは「エクリン腺」と呼ばれる汗腺から分泌されています。成分のほとんどが水分と塩分で構成されており、無色でにおいや粘り気はありません。全身に存在していますが、特に額や手のひら、足の裏などに「エクリン腺」が多い傾向にあります。 本来であれば、「エクリン腺」は体温調整や皮膚の乾燥を防ぐなどの役割を担っていますが、この汗腺が緊張などの精神的なストレスや、ホルモンバランスの崩れなど生活習慣の影響によって分泌が活発になることで、汗を大量にかくようになります。
ワキガや多汗症は大変デリケートなお悩みのため、なかなか周囲には聞けないもの...また、ワキガや多汗症は意外と自分では気づきにくく自覚していないケースもあります。自分がワキガや多汗症の体質であるかどうかを知るため、セルフチェックをしてみてください。A項目、B項目の中からそれぞれ該当する項目をチェックしてください。
A項目
B項目
AとBそれぞれの項目で3個以上該当した場合は、ワキガと多汗症をどちらも発症している「混在タイプ」かもしれません。AとBが混在している場合は、「アポクリン腺」や「エクリン腺」の汗腺が大きく発達していて、数も多く存在している傾向にあります。汗の分泌量が多いと必然的ににおいも発生しやすい状況と言えます。 このような症状には、『ワキガ剪除法』による治療がおすすめです。ワキのにおいや汗の原因を根本から除去することで、においの大幅軽減や多汗症の改善効果が得られます。
A項目が3個以上該当した場合は、ワキのにおいが気になる「ワキガタイプ」かもしれません。該当項目が多いほど、症状が重度の可能性があります。 このような症状には、『ワキガ剪除法』による治療がおすすめです。『ワキガ剪除法』は皮膚を切開する手術を行うため、傷跡は残りますがほとんど再発しないので、重度の症状におすすめです。
B項目が3個以上該当した場合は、ワキの汗が気になる「多汗症タイプ」かもしれません。該当項目が多いほど、症状が起きやすい可能性があります。 このような症状には、『ボトックス』による治療がおすすめです。『ボトックス』は薬剤を注入するだけで、汗の分泌を抑制する効果が得られます。施術時間が短く、内出血などもほとんど起きないので、気軽にお受けいただけます。 「多汗症タイプ」の方は、これらの治療と合わせて普段の生活習慣の改善やストレスを緩和させるための対策も心がけると良いでしょう。
多くの方から寄せられるご相談やご質問を元に、ワキガ・多汗症治療の治療選びにおける重要なポイントをまとめてご紹介いたします。
「ワキガ」や「多汗症」の症状について理解を深めた後は、どのような治療方法で解決できるのかをぜひチェックしてみてください。 「ワキガ」や「多汗症」のお悩みを改善する施術はさまざまありますが、どの施術を受けるかどうかで、その後の改善効果や術後の仕上がりが大きく異なってきます。 どの施術を受けるべきか悩んでいる場合は、ワキガ・多汗症治療を選ぶ上で重要な以下4つのポイントをもとに、自身の希望に合った治療をお選びください。
ワキガや多汗症の治療は、クリニックによって行っている手術方法や使用機器などが大きく異なります。そのため、どのような治療方法があるかをまず理解した上で最終的に受けたい施術を決めると良いでしょう。
多汗症治療は、安すぎる価格は要注意です。使用する薬剤の安全性をしっかり確認しましょう。また、ワキガ治療は、費用を抑えて治療を受けられる保険診療と、丁寧な治療でアフターケアが充実している自由診療があります。どちらで治療を受けられるか検討すると良いでしょう。
施術を選ぶ際に合わせて確認いただきたいのが治療頻度。治療方法によっては持続期間が限られているものがあるため、1回の治療で根本改善を図るか、定期的に治療を受けるかを事前に考えておくとスムーズです。
治療によってダウンタイムを伴うものがあるので、術後のケアについても把握をしておく必要があります。仕事や家事を休めるかどうかや治療を受ける時期など、調整が必要になる場合があります。
オザキクリニックでは、ワキガ・多汗症の症状をしっかりと診察し、深刻な「ワキガ」のお悩みも解決に導きます。一人ひとりの症状や要望に合わせて最適な治療計画をご提案いたします。
オザキクリニックでは、剪除法(せんじょほう)によるワキガ治療を行っています。剪除法とは、ワキの下を1ヶ所切開し、そこから皮膚を反転させ、においの原因となる「アポクリン腺」を切除する治療法です。取りこぼしがないように、「アポクリン腺」よりも深い層にある腋窩筋膜(えきかきんまく)と呼ばれる膜の上を剥離をして、においの原因となる「アポクリン腺」を直接確認しながら、はさみでそぎ落としていきます。
『ボトックス(多汗症・ワキガ)』とは、ワキの神経をボツリヌス・トキシンで麻痺させることによって、汗の分泌を抑える施術です。ボツリヌス・トキシンには、一過性の筋肉麻痺を起こす作用があり、ワキに少量の注射をするだけで発汗信号を鈍らせ、汗の分泌を抑えます。3日~1週間後より徐々に効果を実感いただけます。夏の汗ジミやむれてワキのにおいが気になる方にとても人気のある施術です。