美容コラム

スキン
  • 美肌

【皮膚科医が解説】美肌への近道!エイジングケアを美容のプロから受けるメリット

更新日
2023.05.23
監修医師
医療法人社団有恒会 オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

【皮膚科医が解説】美肌への近道!エイジングケアを美容のプロから受けるメリット

肌のエイジングケアを意識し始めたとき、よく耳にする「ターンオーバー」という言葉。ターンオーバーが乱れると肌に悪影響がある……とはなんとなく知っていても、その仕組みをなかなか詳しくは知らないものです。

そこでこの記事では、皮膚の仕組みからターンオーバーの乱れについて、皮膚科医が詳しく解説。ターンオーバーが乱れると発生する肌トラブルや、改善に適した成分もいくつかご紹介します。

Contentsコンテンツ

ターンオーバーの乱れとは

ターンオーバーの乱れとは

通常健康な状態の肌は、一定のサイクルで新しく生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返しています。表皮の一番奥にある基底層から新しい皮膚細胞がつくられ、それが上へ押し上げられ表皮に出現。それらがやがてアカや古い角質として剥がれ落ちて、新しい細胞と入れ替わる一連の流れが、肌のターンオーバーの仕組みです。

そんなターンオーバーのサイクルが何らかの原因によって乱れてしまうと、肌が乾燥しやすくなったり、キメが乱れたり、さまざまな老化現象につながります。

ターンオーバーの理想的なサイクルは28日といわれていますが、これはあくまでも分かりやすく説明するために設定されているだけ。肌質によっても、顔の部位によっても、理想のサイクルは大きく異なります。

ターンオーバーが早すぎる場合

ターンオーバーが早すぎる場合
私たちが日々おこなっているクレンジングと洗顔。実は、この行為がターンオーバーの乱れにつながるケースがあるのです。

クレンジングや洗顔は、肌の脂汚れを落としてくれます。その際、肌に必要な脂まで一緒に除去してしまい、角質が剥がれてしまう可能性が。するとすぐに皮膚を再生しようとして、ターンオーバーが早まります。

ターンオーバーが早まると、毛細血管から酸素を十分にもらうことなく、まだ未成熟の弱い細胞が表皮に出現。未成熟な細胞が表面に出てくることでバリア機能が低下した肌は、水分の保持力も低下し、強い乾燥状態になります。また、頬の赤みが強くでてしまい、肌荒れしやすい状態にも。ほかにも、皮脂の分泌量が過剰に増え、ニキビができやすくなってしまう場合もあります。

そのため、過度な洗いすぎは絶対にNG。一日に何度も洗顔をしたり、W洗顔をおこなっている方は、一度日々のスキンケアを見直してみましょう。

ターンオーバーが遅すぎる場合

ターンオーバーが遅すぎる場合
人の肌は加齢とともに、徐々にターンオーバーの速度が遅くなっていきます。

ターンオーバーが遅くなってしまうと、本来ターンオーバーによって剥がれ落ちるべき古い角質層が肌表面に溜まってしまい、肌のごわつきや乾燥、くすみが発生。透明感を失い、老けた印象の肌になってしまいます。

また、ターンオーバーの速度が低下するとなかなか皮膚が生まれ変わらないので、シミやそばかすができやすくなることも。メラニン色素も排出されずに蓄積し、これが繰り返されると色素沈着が発生。シミやニキビ跡の原因になります。

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分と、その働きとは?

シミやシワなどの老化現象を遅らせるために、多くの人が取り入れる「エイジングケア」。スキンケアや食事に気をつけることで、美しく歳を重ねるケアのことですよね。 そんなエイジングケアに有効な成分を、3つご紹介します。

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分1:レチノール(ビタミンA)

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分1:レチノール(ビタミンA)

レチノールは、皮膚の表皮の形成を促して肌のハリや潤いを保ち、紫外線から肌を守ってシミやシワを防ぐ効果があります。

レチノールを皮膚に塗ることで、表皮の角層の細胞分裂を促進。表皮を厚くし、角質層をコンパクトにしてくれます。また、それにより肌細胞のターンオーバーが早くなり、皮膚のシミの原因であるメラニン色素を古い肌細胞とともに除去。

ほかにも、皮膚の角質層が薄くなることでニキビ薬の効きが良くなり、角栓が取れることでニキビが良くなります。

オザキクリニックでは、レチノール高配合のケミカルピーリング『レチノールピール』、レチノールピールとダーマペンの複合治療『レチノールダーマペン』を取り扱っております。ぜひご相談ください。

レチノールピールの詳細を見る

レチノールダーマペンの詳細を見る

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分2:トレチノイン(ビタミンA)

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分2:トレチノイン(ビタミンA)
トレチノイン(別名:オールトランスレチノイン酸)は、ビタミンAの誘導体です。トレチノインを皮膚に塗ることで、皮脂の分泌を抑えたり、角質をはがしたりする効果が。また、真皮内でコラーゲンやエラスチンの分泌を高める効果もあるため、シワの改善も期待できます。

ほかにも、表皮の角化細胞を増殖させて表皮を厚くすることで、ヒアルロン酸などの分泌力を高めてくれるので、皮膚に潤いとハリをもたらす効果もあるのです。

シミに対しても、高い効果を発揮。表皮のターンオーバーを早めることでメラニンを排出し、シミが薄くなります。通常皮膚がターンオーバーをするまでに28日ほどかかるのですが、トレチノインを使用することで、14日ほどで表皮が置き換えられるように働いてくれるのです。

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分3:ハイドロキノン

ターンオーバーを正常化してエイジングケアができる成分3:ハイドロキノン
ハイドロキノンは、高い美白効果を有する成分です。メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制し、加えてメラニンの産生細胞そのものを減少させることで、シミを漂白するといわれています。

強力なメラニン排出効果のあるトレチノインと併用することで、さらに高い効果を発揮するとされているため、多くの皮膚科で併用治療を推奨。当院でも、各成分が配合された医療機関専売のスキンケア製品、「ゼオスキンヘルス」を取り扱ってます。

ターンオーバーの乱れを改善して、老化知らずの肌を目指そう

ターンオーバーの乱れを改善して、老化知らずの肌を目指そう

ターンオーバーの乱れは、間違ったスキンケアやストレス、紫外線や加齢など、さまざまな要因によって引き起こされます。

食事の内容や生活習慣を見直したり、スキンケアを変えてみたりと、自分でできる改善策もありますが、なかなか一筋縄ではいかないもの。

そんな時は、美容のプロの力を借りるのもひとつの手段です。当院では、お客様の肌の状態に合わせたさまざまな美肌治療を提供。経験豊富なドクターが、最適なメニューをご提案します。ぜひ一度、無料カウンセリングにお越しください。

無料LINE相談はこちらから

ご予約はこちらから

この記事を監修した医師

朽木 律子

医療法人社団有恒会
オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

オザキクリニック目黒祐天寺院院長。皮膚科医として、長年の実績と経験を培ってきました。的確なカウンセリングを心がけ、注入系治療の技術力を磨き、一人ひとりの個性に適したデリケートな治療を実践しています。シワやたるみなどの肌トラブルをはじめコンプレックスなどの繊細な悩みを、確かな技術と提案力で解消し、新たな魅力を引き出します。

関連タグ

Relation Treatment & Products関連施術&商品一覧

Pick Upピックアップ

  • 理想のヘアライン・小顔を手に入れられる「額縮小」とは?美容整形美容整形

    理想のヘアライン・小顔を手に入れられる「額縮小」とは?

  • ヒアルロン酸注射は、高い技術が求められる。より自然で美しい仕上がりになる「マルチレイヤーテクニック」とは?美容整形

    ヒアルロン酸注射は、高い技術が求められる。より自然で美しい仕上がりになる「マルチレイヤーテクニック」とは?

  • 肌は”再生”できる?シワやたるみなどの加齢による肌トラブルを、再生医療で改善しようスキン

    肌は”再生”できる?シワやたるみなどの加齢による肌トラブルを、再生医療で改善しよう

当ページは医療広告ガイドラインを遵守し、
医師監修のもと掲載しています

2018年6月に改正・施行された「医療広告ガイドライン」を遵守し、当ページは医師免許を持ったオザキクリニックの医師監修のもと掲載しています。医療広告ガイドラインの運用や方針について詳しくはこちら、当院の在籍医師一覧はこちらをご覧ください。

カウンセリングをご希望の方

本サイトを運営しているオザキクリニックでは、無料でメールカウンセリングを行っています。左記フォームよりご相談内容をお送りいただきますと、専門ドクターやカウンセラーがご相談内容に対して丁寧にお答えします。

Categoryカテゴリー

スキン
美容整形
ボディメイク
コンプレックス
デリケートゾーン
メンズ
特集

Popular Posts人気の記事

Contents関連コンテンツ

  • モニター募集