美容コラム
エイジングケアの手法として大人気の「PRP皮膚再生療法」。自身の血液中に含まれる血小板を使って、目の下のクマ、目元の小ジワなどの改善を叶える、美肌治療のひとつです。
PRPとは、Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿:たけっしょうばんけっしょう)の略。血液の中の、血小板を多く含んでいる成分を指します。
自分自身の細胞を使う施術なので、アレルギーや副作用などのリスクが最小限。安全性の高さが特長のひとつです。しかし昨今、PRP皮膚再生療法にまつわるトラブルが複数報告されています。
この記事では、PRP皮膚再生療法にまつわるトラブルの例や、その原因について解説。クリニック選びの秘訣などについてもお伝えします。
一部のクリニックでは「PRPにb-FGFを添加することで、額や目の下などにボリュームを出す」施術がおこなわれています。
b-FGFとは、成長因子の一種。身体の細胞を元気にして若返らせる成分で、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進したり、神経や骨を形成したりする作用があります。
このb-FGFを主成分とした医薬品「フィブラストスプレー」をPRPに混ぜているクリニックがいくつか存在。本来フィブラストスプレーは、床ずれや皮膚潰瘍などの治療を目的とした医薬品です。
こういった添加物を加えたPRPは通常のPRPとは違い、ヒアルロン酸注入などに近いボリュームアップ効果が期待できます。しかしこの治療法は「注入した部位が異常にふくらむ」「しこりになる」「凸凹になる」といったトラブルが多発。中には「目の下に注入したら、笑った時だけ目の下にぽっこりとふくらみが出現し、不自然な表情になってしまった」といった話もあります。
過度に注入しすぎたり、濃度の調整を誤ったりしてしまったことにより、コラーゲンなどが予想以上に生成されたことが原因のようです。また、浅すぎる層への注入もトラブルの原因に。場合によっては、添加物を加えたPRPの注入により脂肪が生成されてしまい、凸凹になってしまうケースもあるとのことです。
PRPの注入でしこりができてしまった場合、数ヶ月程度で元に戻る可能性もあれば、コラーゲン繊維が残りしこりがいつまで経っても消えない可能性もあります。
もしトラブルが起きてしまった場合には、まずは施術をおこなったクリニックに相談するのが最良です。
対処法の一環として、「ケナコルト注射」を注入してボリュームを抑える方法を提案しているクリニックもありますが、ケナコルトはステロイドの注射薬。細胞を萎縮させるため、皮膚が痩せてしまうリスクがあります。また極稀ではありますが、眉間や鼻根部への注入後に、視力障害が発生したり失明したりしたケースも。
そのため当院では、ケナコルト注射でのご案内は積極的におこなっておりません。またあらゆるリスクを避けるために、他院修正もおこなっていません。
PRP皮膚再生療法にまつわるトラブルについてお伝えしましたが、実際はとても安全性の高い施術。症例数の多いクリニックが正式な手順を踏めば、ほとんど起こり得ないことです。
PRP皮膚再生療法を含む肌再生医療は、厚生労働省が安全性や医師、設備の管理体制などを厳しく審査して、「第二種・三種再生医療等提供計画番号」を与えたクリニックのみが提供できます。
トラブルを避けるためには、まず計画番号の確認をおこなうことが大切。また、添加物を使用していないかなど、施術内容を確認した上でクリニックを選ぶことも重要でしょう。
オザキクリニックは厚生労働省による厳しい審査基準をクリアし、第二種再生医療等提供計画番号を取得しています。また、PRPへの成長因子の添加などは一切おこなっていません。安全性の高い施術を提供しておりますので、安心してご来院いただけます。
PRP皮膚再生療法は、自分自身の細胞を使ってエイジング現象が改善できる、安全性の高い美肌治療です。
「膨らみすぎてしまった」「しこりになってしまった」といったトラブルは、クリニック選びを誤らなければ回避できます。
当院では安全性に配慮し、PRP皮膚再生療法の専門知識と技術力を併せ持った医師が施術を担当。皮膚の厚みや年齢、理想の状態などを考慮しながら、お客様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの美肌治療を提供しています。
PRP皮膚再生療法に興味をもたれたら、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
本サイトを運営しているオザキクリニックでは、無料でメールカウンセリングを行っています。左記フォームよりご相談内容をお送りいただきますと、専門ドクターやカウンセラーがご相談内容に対して丁寧にお答えします。
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