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ニキビ跡の効果的治療法4選︕これでクレーター肌とおさらば︕

更新日
2023.12.21
監修医師
医療法人社団有恒会 オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

ニキビ跡の効果的治療法4選︕これでクレーター肌とおさらば︕

「せっかくニキビが治ったと思ったら、今度は跡になった……」なんて経験がある方、多いのではないでしょうか。

実はニキビ跡には種類があり、その症状によってはセルフケアが難しいものも。この記事ではニキビ跡の一般的な種類、ならびにおすすめの治療法について詳しくお伝えします。

Contentsコンテンツ

ニキビ跡の治療におすすめなのは?

ニキビ跡は、塗り薬やピーリングなどで改善する場合もありますが、それらが作用するのは肌の表皮のみ。そのため、真皮の破壊によって起きるクレータータイプのニキビ跡には、高い効果を発揮しません。

そこでおすすめなのは、『ダーマペン4』というマイクロニードリング治療と、『フラクセル』というレーザー治療。どちらも真皮層まで作用し、真皮のダメージから表皮の色素沈着まで幅広く治療できるため、従来と比べて短い期間でニキビ跡を治すことができます。

治療法1:ダーマペン4

ニキビ跡の治療法1:ダーマペン4

ダーマペン4は、16本の極小針がついたカートリッジを用いた、美肌治療の最新機種のこと。人間が本来もっている、傷を修復する治癒能力にヒントを得た治療法です。

その方法はとてもシンプル。カートリッジを用いて肌に小さな穴を開けることで、その穴を修復するために自己回復機能が活性化されます。その結果コラーゲンの生成が促進され、肌が新しく生まれ変わるのです。

皮膚の浅い部分はもちろん、真皮層へのアプローチも可能なため、あらゆるタイプのニキビ跡の改善に効果を発揮。ニキビや毛穴の開き、シミなどにも効果的です。

ダーマペン4のみでも美肌効果は期待できますが、当院のおすすめはピーリングとの組み合わせ治療。ダーマペン4の施術をしてから、悩みに応じた薬剤を塗布し肌の深部へ導入することで、より理想の肌質を目指すことができます。

さまざまな薬剤を用意していますが、中でもニキビ跡の改善におすすめなのは「アムニオジェニックス」という薬剤です。

アムニオジェニックスとは、ヒト羊膜という胎盤由来のコラーゲン性の膜から作られた薬剤のこと。285以上のタンパク質などが含まれており、クレータータイプなどのニキビ跡はもちろん、シワやたるみの改善、ハリや弾力の回復を促す効果も期待できます。厳格な規格に合格したFDA認可製剤で、非常に安全性が高いのも特長です。

ダーマペン4の詳細を見る

治療法2:フラクセル

ニキビ跡の治療法2:フラクセル

フラクセルは肌の深部まで作用して、クレータータイプのニキビ跡や赤み・色素沈着のあるニキビ跡に作用。肌のターンオーバーを急速に促して、ダメージを受けた肌を新しい肌へと入れ替える、”肌再生”レーザー治療です。

肉眼では確認できないほどの細いレーザーが、肌深部の細胞に意図的にダメージを与えることで、肌細胞の再生能力を高めます。1回の施術で皮膚の5~15%程度が“入れ替わり”、継続することでどんどん効果が高まる治療です。

フラクセルの最大の特長は、肌表面を傷つけることなく、深部までの治療が可能な点。そのためクレータータイプのニキビ跡のように、深部までダメージを受けた肌にも効果を発揮します。

レーザー照射後は、肌が赤くなったりかさぶたになったりとダウンタイムを伴いますが、その分治療効果は高く、塗り薬やピーリングなどの治療より短期間でニキビ跡が改善します。

フラクセルの詳細を見る

治療法4:サブシジョン

ニキビ跡の治療法4:サブシジョン

サブシジョンとは、ニキビ跡の凹凸やクレーター治療のために開発された医療用の針治療です。ニキビ跡は様々な原因がありますが、炎症で皮膚の奥の部分が繊維化して真皮と筋膜が癒着してしまい、そのため皮膚が下に引っ張られてクレーターやくぼみとなっていることがあります。その場合、癒着部分に針を通し、癒着を解除することで凹凸やクレーターが改善します。

サブシジョンの詳細を見る

ニキビ跡には種類がある?

ニキビ跡は、その症状によって3つの種類に分けられます。

種類1:赤くなるニキビ跡

ニキビ跡の種類1:赤くなるニキビ跡
ニキビの中でも赤ニキビは、毛穴に溜まった皮脂を栄養分としてアクネ菌が繁殖し、炎症が起きている状態のこと。するとニキビの炎症のダメージから肌を守るために、ニキビができた箇所に毛細血管が集中しうっ血。その結果、ニキビが治った後も赤みが残り続けることがあります。

赤いニキビ跡は、基本的には自然消失する場合がほとんど。ニキビが治ってから1ヶ月ほどで赤みが落ち着き始め、2〜3ヶ月ほどで目立たなくなります。

種類2:色素沈着をともなうニキビ跡

ニキビ跡の種類2:色素沈着をともなうニキビ跡
強い炎症が起きたことがきっかけで、肌の中にあるメラノサイトという色素細胞が活性化。シミの原因となるメラニン色素を過剰生成してしまうケースもあります。

通常はメラニン色素が生成されても、肌のターンオーバーとともに排出されていくのですが、過剰に生成されたメラニンは肌内部に蓄積。肌の表皮や真皮に沈着して、「色素沈着」を引き起こしてしまうのです。結果ニキビができていた箇所が茶褐色になり、目立つ跡となってしまいます。

もっとひどい状態になると、むらさき色のニキビ跡になってしまうケースも。ニキビの炎症が皮膚の深層にまで達し、その部分の毛細血管を破壊。するとそこから血液の成分であるヘモグロビンが漏れ出て色素沈着を起こし、むらさき色になってしまうのです。

メラニンはずっと同じ濃さのまま肌に存在しているのではなく、時間が経つと徐々に薄くなっていきます。しかしメラニンは紫外線の影響を強く受ける性質のため、対策を充分にしないまま紫外線を浴び続けてしまうと、メラニンの過剰生成が継続。薄くならずに、シミとして肌に残り続けてしまうリスクがあります。

種類3:クレーターのような凸凹したニキビ跡

ニキビ跡の種類3:クレーターのような凸凹したニキビ跡
もうひとつは、クレーターと呼ばれるタイプのニキビ跡。ニキビができていた部分の皮膚が凹んで、そのまま跡として残ってしまっている状態を指します。

クレータータイプのニキビ跡ができる原因は、真皮層へのダメージ。通常肌の真皮は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分で構成されています。それらは肌の弾力やハリ、潤いを保つ効果があり、なめらかな状態を保つために欠かせない成分です。 しかしニキビによって強い炎症が繰り返されると、それらの成分がダメージを受け、肌を支えることができない状態に。真皮が破壊され、真皮が修復された部分とされなかった部分の差が、凸凹となりニキビ跡になってしまいます。

肌の一番外側にある表皮は、肌のターンオーバーによって約28日周期で生まれ変わりますが、真皮は一度壊れてしまうと表皮のように再生するのは困難。そのためクレータータイプのニキビ跡は、ほかの種類に比べて元の肌状態に再生するのが極めて難しいといわれています。

種類4:ケロイドタイプのニキビ跡

ニキビ跡の種類4:ケロイドタイプのニキビ跡
ニキビによってダメージを受けた皮膚を修復する過程で、コラーゲンが必要以上に増殖すると、ケロイドタイプのニキビ跡ができる場合があります。発生原因は明らかではなく、体質的要素が強いという説が一般的です。

ケロイドタイプのニキビ跡は主にあご下などのフェイスライン、胸、背中、肩や上腕にできやすいのが特徴。皮膚が盛り上がり、つまむと痛みを感じます。

治療法には、テープなどによる圧迫療法、ステロイド剤などの外用薬による治療、注射などがあります。

ニキビ跡を改善して、自分に自信をもてる肌に

ニキビ跡を改善して、自分に自信をもてる肌に

セルフケアではなかなか改善が難しいニキビ跡ですが、当院ではニキビ跡の種類に合わせて、幅広い治療の手段をご用意しています。場合によっては複数の施術を組み合わせるなど、オーダーメイドの治療の提案も可能です。

ニキビ跡に悩まれたら、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

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この記事を監修した医師

朽木 律子

医療法人社団有恒会
オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

オザキクリニック目黒祐天寺院院長。皮膚科医として、長年の実績と経験を培ってきました。的確なカウンセリングを心がけ、注入系治療の技術力を磨き、一人ひとりの個性に適したデリケートな治療を実践しています。シワやたるみなどの肌トラブルをはじめコンプレックスなどの繊細な悩みを、確かな技術と提案力で解消し、新たな魅力を引き出します。

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