美容コラム
まずは、肌の若さを維持する上で欠かせない、3大要素について説明します。それは「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」です。
コラーゲンとは、皮膚や腱、軟骨などを構成する繊維状のたんぱく質。肌にハリや弾力性を与える役割があります。
真皮の70~80%を占め、表皮と皮下組織を支えている重要な要素です。
ヒアルロン酸とは、もともと人体内にあるネバネバした物質のこと。皮膚や目、関節など人体をつくる細胞中に存在します。
保水力に優れており、1グラムで6リットルもの水分を抱え込むことが可能。ヒアルロン酸自体の重量の約6000倍も吸収します。
細胞と細胞をつなぐ役割を担い、肌に潤いや弾力、柔軟性をもたらすのが特長です。
エラスチンとは、伸縮性や弾力性に優れた繊維の主成分で、たんぱく質の一種。主に血管や皮膚、肺といった弾力のある組織内に存在します。
その役割は、コラーゲン繊維に絡みつきまとめること。指で押したときに跳ね返る「バネ」のように、肌の弾力やハリを維持します。
老けた印象を与えてしまいがちな、顔の小ジワ。30代から徐々に気になり始めますよね。まずは、小ジワができるメカニズムから説明します。
小ジワができる原因は、前述したコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどと密接な関係があります。
乾燥や紫外線による肌質の変化、加齢による肌の衰えによって、コラーゲンやエラスチンなどが減少したり変性したりしてしまいます。すると皮膚を支えきれなくなって、肌の復元性が低下してしまい、シワとなって表皮に刻まれてしまうのです。
小ジワにはさまざまな種類があり、中には表情筋によって発生する「表情ジワ」と呼ばれるものもあります。たとえば笑った時は目尻に、眉を動かした時は額にといったカタチで、表情筋は常に収縮し顔のさまざまな箇所にシワを作ります。
肌が若く健康なときは、表情をつくったときだけにシワができます。ところが前述の通りコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の弾力やハリが失われるため、表情を戻しても癖がつくように。それが、表情ジワと呼ばれるものです。
筋肉の収縮によって発生する表情ジワは、「ボトックス(シワ取り)」による改善が可能です。
ボトックスとは、タンパク質の一種であるボツリヌス・トキシンから作られた製薬。神経の末端から出る信号「アセチルコリン(神経刺激を伝える物質)」を阻害し、筋肉の収縮を抑制します。顔面痙攣(けいれん)の治療薬として厚生労働省に認可されており、非常に信頼性の高い製薬です。
ボトックスを注射すると、その局所の末梢(まっしょう)神経の枝からの命令が筋肉に伝わりにくくなり、一過性の筋肉麻痺を生じさせます。そのため、表情ジワのように筋肉の動きと連動して起こる深いシワの解消につながるのです。
また、今あるシワを解消するのはもちろん、繰り返しボトックス注射の施術を受けることで持続性が高まる効果も。「シワをつくらせない」「シワを深くさせない」よう予防することが可能です。
ボトックスは注射のみの施術のため、とても手軽で施術時間が短く済むのも特長。ダウンタイムもほぼないため、日常生活の中で気軽に受けられます。
ボトックスは、正しくはアメリカの製薬会社であるアラガン社の登録商標であり、厳密に「ボトックス」と呼べるのはアラガン社の製品だけ。ボトックスビスタが正式名称です。
アラガン社製のボトックスビスタは、不純物が少なく安全で高品質。FDA認可も受けています。
オザキクリニックではもちろんそのアラガン社製の「ボトックス」のみを使用。また、施術中の痛みや内出血などのダウンタイム軽減のため、通常より細い34G(ゲージ)の注射針を使って施術をおこなっています。
ヒアルロン酸は、内部に水分を豊富に含む粘性のあるジェル状の薬剤です。この粘性を活用して、ほうれい線などの深いシワを内側から隆起させ、シワを伸ばすことができます。
痛みやダウンタイムがほとんどない上に、即効性があるため、注入直後に仕上がりを確認できるのがメリット。美容医療が初めての方や見た目の変化をすぐに実感したい方におすすめです。
また、ヒアルロン酸はもともと皮膚内部に存在する成分なので、リスクは最小限。注入後数ヶ月間その部位にとどまり、その後徐々に体内へ自然吸収されていきます。
ヒアルロン酸にはさまざまな種類があり、ジェルの硬さや配合成分によって向き不向きがあります。そのため当院では、さまざまな部位・症状に適応できるよう、数種類のヒアルロン酸を完備。痛みに弱い方でも安心して施術していただけるよう、麻酔入りタイプも取り揃えています。
肌細胞とは、真皮層に存在する細胞のこと。肌を構成する3大要素「コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸」を生成し、肌のハリや潤い、弾力を保つ働きをしています。肌の若さを維持する上で欠かせない存在といえるでしょう。
しかし肌細胞は20代を過ぎた頃から急激に減少していき、50歳を過ぎる頃には1/3まで減少してしまうといわれています。また、紫外線やストレス、活性酸素などの影響も、肌細胞の死滅につながります。すると支えられなくなった肌組織は大きく崩れはじめ、小ジワなどの肌トラブルにつながるのです。
真皮線維芽細胞療法は、その肌細胞を増殖・移植することで、シワやたるみなどのエイジングサインの改善だけでなく、肌本来の活動そのものをよみがえらせることができます。
真皮線維芽細胞療法には、通常の美容医療とは異なるいくつかの効果があります。
加齢とともに減少し、衰えた肌細胞の数を補充するこの治療。肌機能の本来の働きをよみがえらせることで、小ジワを含む老化現象を”根本”から改善します。
移植した細胞の生成したコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が少しずつ蓄積されていくため、徐々に肌にハリや潤いが戻り、若返り効果が得られるのです。
注入した肌細胞は、定着後もそのまま自身の肌細胞として活動を続けます。それによって老化した肌組織が生まれ変わり、肌細胞量が増加。肌の働きが改善され、老化の進行を遅らせることができます。これは、再生医療でしか得られない治療効果です。
肌のたるみも、30代から徐々に気になり始める症状のひとつ。まずは肌がたるむメカニズムから説明します。
たるみは「皮膚」「皮下脂肪」「筋肉」の3つの要素が萎縮(退行性変化)してしまうことで、発生します。ではなぜ、萎縮が起きるのでしょうか。そこにはいくつかの要因があります。
前述の通り、肌は「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」という3つの成分によって、若々しいハリや弾力が保たれます。そしてそれらは、肌の真皮層にある肌細胞(真皮線維芽細胞)が作り出します。
加齢によって肌細胞が減少したり、働きが低下したりすることで、コラーゲンなどの成分も減少し、肌を支えられなくなりたるむのです。
糖化とは、血液中の余分な糖と体内のタンパク質がくっついて、AGE(Advanced Glycation End Products)という物質がつくられる現象のこと。このAGEは、シワやシミ、たるみなどの肌老化をスピードアップさせる悪玉物質として知られています。
つまり、余分な糖をとってしまうことが、肌の老化につながってしまうのです。
糖は皆さんご存知のとおり、お菓子や果物などの甘い食べもの、白米や食パンなどの穀類、イモ類などに豊富に含まれています。これらを摂取すると小腸で分解され、ブドウ糖に変換。ブドウ糖はすい臓から分泌されるホルモン(インスリン)によって細胞内に取り込まれ、体を動かすエネルギー源として使われるため、適正量であれば身体に必要不可欠です。
しかし、インスリンの処理能力を超える大量の糖質食品を摂ってしまったり、肥満や生活習慣によってインスリンの分泌量や働きが低下してしまったりすると、ブドウ糖が血液中にあふれ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上がってしまいます。
血糖値が高い状態が続くと、体内の糖化が進みやすくなり、AGEの生成を促進。また、AGEが含まれている食べものをたくさん摂ると、ますます糖化が進むので注意が必要です。
紫外線はその波長の長さによって「A波(UVA)」「B波(UVB)」「C波(UVC)」に分けられます。その中で地上に届くのは、「紫外線A波(UVA)」と「紫外線B波(UVB)」という2種類。
UVBはエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり炎症を起こしたりしてしまうため、皮膚ガンやシミの原因に。肌が赤くなる日やけ(サンバーン)の主な原因となります。
一方UVAは、UVBほど肌に急激な変化を与えませんが、波長が長いため肌の奥深くまで到達し、じわじわと肌にさまざまな影響を及ぼします。
UVAが真皮層に到達すると、肌細胞に損傷を与えコラーゲンを変性させ、肌のハリを保つ働きが低下。表皮が薄くなったり、真皮のコラーゲン含有量が減少する事により、たるみが加速してしまうのです。
潤い不足の肌(乾燥肌)はバリア機能が低下。紫外線などの刺激による損傷を受けやすくなります。つまり保湿をせず肌が乾燥した状態が継続すると、肌がたるみやすくなってしまう原因に。
睡眠不足や栄養バランスの乱れた食生活、喫煙や飲酒なども肌をたるませます。その原因は「体内の酸化」を促進させるから。
人は呼吸をして得た酸素の一部を、活性酸素に変換させます。活性酸素はフリーラジカルとも呼ばれ、電子を相手から奪い取り、その生体機能を失わせる性質を持った物質の総称。この性質が、細菌やウイルスから身体を守るという働きをします。
しかし活性酸素が過剰に生成されると、肌細胞やたんぱく質などを破壊。肌や臓器の老化を進行させてしまい、たるみにもつながります。
また、猫背など姿勢が悪く下ばかり向いていたり、口呼吸をしているような緩い表情をしていたりと、姿勢や表情のクセもたるみにつながる可能性があります。
さまざまな要因によって引き起こされるたるみですが、「ダブロゴールド(医療用ハイフ)」と呼ばれる治療法によって改善が可能です。
ダブロゴールドとは、従来のマシンでは届かなかった「筋膜層(SMAS)」までリーチし、小顔や引き締め、リフトアップ効果を得ることができる医療用ハイフです。
ハイフ(HIFU)とは高エネルギーの超音波を発生させ、一定の深さにピンポイントで照射することができる機器。周囲の皮膚を傷つけずに、筋膜層までエネルギーを届けられます。またメスを使わないため、痛みやダウンタイムを最小限に抑えられることもメリットです。
その効果は2段階で得られる仕組み。まず、照射による高いエネルギーにより、加熱された筋膜のたんぱく質が縮み、治療直後に皮膚の土台がギュッと凝縮されることで肌が引き締まります。
その後、3~4週間かけて加熱により損傷した部分を治そうとする働きが起こり、新しいコラーゲンが生成され肌が弾力アップします。
ダブロゴールドには3種類のカートリッジが搭載されており、望む効果に合わせて熱エネルギーの深さを選べます。
4.5mm:SMAS筋膜の引き締めができる
3.0mm:真皮層のたるみを改善・コラーゲンを増やす
1.5mm:皮膚表層のタイトニングが可能
ダブロ ゴールドは超音波を安定して広範囲に照射する事ができるため、エネルギーが分散。従来のハイフと比べ痛みが軽減されています。
治療時間が従来より短く、治療に伴う腫れやむくみ、内出血なども出にくいため、治療後のダウンタイムは少なめ。仕事帰りや買い物の前など、日常生活の中で治療を受けられます。
目の下のクマは「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」「赤クマ」の4種類に大きく分かれ、それぞれの発生原因は異なります。
目の下のクマの中でも、主にメラニン沈着によって引き起こされる茶色っぽいクマのことを一般的に「茶クマ」と呼びます。
【メラニン沈着の原因】
・花粉症やアトピーなどの影響で目をこすってしまう
・メイクや日焼けによって色素沈着が生じてしまう
・まつ毛の育毛剤に使われるプロスタグランジン関連薬が下まぶたに付着することで、色素沈着が生じてしまう
青クマとは、血行不良によって引き起こされる青っぽいクマのこと。目の下の皮膚が薄い人にできやすい傾向があります。
寝不足などにより目の周りの血流が悪く、それが引き起こす血液中の酸素濃度の低下が原因となり、血液の色が濃く暗い色になることで出現。寝不足以外にも、長時間のパソコンやスマホでの作業による目の酷使などでも同様の現象が起こる可能性があります。
赤クマは、血行不良によるうっ血で静脈と動脈が赤く見えるクマのこと。眼窩脂肪の突出により眼輪筋が圧迫され、赤く透けて見える仕組みです。
赤クマも青クマ同様、血流の不足や寝不足、冷え、目の疲れが原因となって発生することが多いといわれています。
「黒クマ」は別名影クマ、たるみクマと呼ばれることもあるクマ。黒クマができる主な原因は、骨格と加齢の影響です。
アジア人の顔は構造上、頬よりも眼球の位置のほうが前にあるタイプが多め。こうした骨格では、目袋(アイバッグ)が飛び出してしまうことが多々あります。若いうちからある黒クマはほとんどが、この生まれつきの骨格の問題によるものです。
さらに、加齢とともに顔の骨が縮んだり、頬の脂肪が下垂したりして頬のボリュームがなくなると、黒クマが悪化して目立ちやすくなることもあります。
クマにはさまざまな種類がありますが、その中でも加齢によって引き起こされるケースもある「黒クマ(たるみクマ)」についてもう少し詳しくみていきましょう。
加齢によって引き起こされる目の下のクマ・たるみは以下の老化現象が原因とされています。
年齢を重ねると眼球を支える筋肉が衰え、重力によって眼球の位置が下がってきます。眼球が下がると、眼球の周りにある眼窩脂肪(がんかしぼう)が圧迫されるため、脂肪が手前に飛び出してしまいます。この飛び出した脂肪が、目の下のたるみとして出現してしまうのです。
目元や頬の皮下脂肪は、年齢とともに下へ下へと落ちていきます。そのため、目元や頬の脂肪がボリュームダウンして、目の下からゴルゴラインにかけての範囲がくぼんで「溝」のように。溝によってできる陰影が、目の下のクマとなってしまいます。 従来目の下のクマ・たるみ解消法としては、眼窩脂肪によるふくらみを取り除く「目の下の脱脂」がポピュラーでした。
ですが痩せている方や皮下脂肪の減少量が多い方は、目の下の脱脂だけをおこなうと逆にゴルゴラインのくぼみが目立つようになり、目の下のクマが濃く見えてしまうことがあります。 それを回避して目の下のクマ・たるみを改善するためには、「眼窩脂肪の突出」「皮下脂肪の減少」を同時に解消することが重要。そこで当院がおすすめするのが、「3Dリポアイリフト」です。
3Dリポアイリフトは、突出した眼窩脂肪を取り除く「脱脂術」と、脂肪細胞を活用して目元にハリをよみがえらせる「脂肪注入」をセットにした複合治療です。
脂肪注入によるボリュームアップで、目の下だけでなく、下垂していたチークライン(頬)にピンッとしたハリをもたらし、立体的で若々しい印象へと改善されます。
脂肪が減少してしまった目元や頬に、腹部などから採取した脂肪細胞でボリュームを補充。自身の脂肪細胞を使うので、感触や仕上がりがとてもナチュラルです。自身の脂肪細胞を使うので、アレルギーなどの心配がないのが特長。脂肪注入はメスなどではなく針を使うため、痛みやダウンタイムも最小限で済みます。
このように、3Dリポアイリフトは、増えたものを取り、減ったものを補うことで、目の下のクマの症状を解消へと導く治療法です。
注入した脂肪細胞は、新しい細胞として注入部位に定着します。ヒアルロン酸などの薬剤とは異なり、体内に完全吸収されないので長期的に効果が持続。1回の施術で、長く高い効果を得たい方におすすめです。
注入する脂肪の中には、新しい血管を生み出したり、細胞を活性化させる成長因子などが一緒に含まれています。注入後は周辺組織が活性化され、コラーゲンなども増産されるため、肌にハリや弾力がもたらされる効果も期待大です。
自身の脂肪細胞を注入して視覚的なリフトアップを目指すこの施術。薬剤などではない、自己細胞で減少した脂肪をボリュームアップするので、ナチュラルなリフトアップ効果が期待できます。
自身の細胞なので安全性が高く、肌触りや立体感が自然な仕上がりです。
主に男性が気にしがちな、生え際の後退。必ずしも加齢だけが原因ではなく、10代〜20代の若年層でも起こることがあります。
生え際の後退にはさまざまな原因があるとされています。その理由を一つひとつみていきましょう。
生え際の後退は、AGA発症のサインである可能性が高いです。AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称で、別名「男性型脱毛症」と呼ばれます。男性ホルモンのひとつであるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響で起こるとされています。
AGAが発生するメカニズムは以下の通りです。
・男性ホルモンのテストステロンが、生え際・頭頂部の毛乳頭付近にある「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素と結合して「ジヒドロテストステロン(DHT)」を生成
・ジヒドロテストステロン(DHT)が毛根組織のヘアサイクルを乱してしまう
・通常時と比べて髪が生えてこなかったり、軟毛が多くなったりしてしまう
5αリダクターゼの活性度が高いほど、テストステロンと結合しやすくなります。5αリダクターゼの活性度は遺伝するケースが多いことが、AGAの発症は遺伝的要素が大きいといわれる理由です。
生え際の後退を引き起こす生活習慣として、代表的なものは以下の通りです。
・乱れた食生活
・睡眠不足
・飲酒や喫煙習慣
特に食生活の影響は大きく、高糖質・高脂質の食べ物(ラーメンや揚げ物・ファストフードなど)や飲料ばかりを口にしていると、身体の中にAGEという老化物質が増えていきます(詳しくは【肌がたるむ要因2:糖化】欄を参照)。
その結果頭皮の血管がもろくなったり、髪細胞の働きをサビつかせたりすることで、抜け毛を助長することがあるのです。
また、睡眠不足が続いてしまうと自律神経やホルモンバランスが乱れ、髪を育てるために必要な成長ホルモンの分泌が減少します。さらに飲酒や喫煙は髪の栄養を壊したり、DHTを増やしたり、髪の毛の成長に欠かせないビタミンB1の吸収を阻害したりしてしまう可能性も。
生活習慣の乱れは健康を損なうことはもちろん、生え際の後退につながるリスクもあることを覚えておきましょう。
ストレスも生え際後退の原因になることがあります。なぜならストレスは、自律神経の乱れを引き起こすから。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。
交感神経:心身共に活動的にする神経
副交感神経:リラックスさせる神経
このことから活動している時に活発になる交感神経は「昼の神経」、逆に身体を休める時間帯に活発になる副交感神経は「夜の神経」と呼ばれ、私たちはそのスイッチを切り替えながら日常生活を送っています。
しかしストレスによって自律神経のバランスが乱れると、交感神経が優位になってしまい、身体は必要以上に覚醒した状態に。
すると血行不良や寝不足を引き起こし、髪の毛に栄養が行き渡らずに髪がうまく成長できなくなります。その結果皮脂の分泌量が増え、頭皮環境が悪化し、生え際の後退につながるリスクがあるのです。
「生え際前進術」とは、ヘアラインに沿って余剰皮膚を切除して、頭皮を額側に下して前進させ、額の幅を狭くする施術です。
植毛や飲み薬による発毛治療とは異なり、ご自身の健康な頭皮を生かした即効性と確実な効果が望めます。
生え際を2〜3cm前進させるだけで、額が縮小されて顔全体のバランスが整い、最小限の皮膚の切開でとても自然な生え際のラインが叶います。
バランスを見極めながら生え際のラインをデザイン後、ヘアラインに沿って細かくジグザグに切開します。
当院では「毛包斜切断法」という、毛根を痛めずに切開する繊細な切開方法を採用。手術後に発毛を促し、傷跡は最終的には毛髪で隠れるため、発毛後は傷跡が目立ちにくく、ほとんど気にならないほどになります。
毛髪移植で額を縮小すると傷跡はありませんが、移植に使用される毛髪は後頭部から採取するため、生え際の毛髪が太く不自然になることがあります。
「生え際前進術」は生え際ラインを前側に前進させ、額を短縮させる施術のため、産毛などの細い毛もそのまま生かすことが可能で、違和感や不自然はほとんどありません。
生え際前進術は余剰皮膚を切除することで、額のリフトアップ効果も得られます。額がリフトアップすると、おでこのシワが改善されたり、目の開きが良くなったりと、さまざまなうれしい相乗効果が。一気に若々しい印象へと変化します。
シミのもとになるのは、「メラノサイト」という細胞でつくられるメラニン色素です。
肌は紫外線などにより刺激を受けると、肌を守るためにメラニン色素を過剰に生成。通常、メラニン色素は肌のターンオーバーとともに排出されていきます。しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れるとメラニン色素が肌に蓄積・沈着し、シミになってしまうのです。
シミの原因として代表的なものは、もちろん紫外線。
そもそもメラニン色素は、肌を紫外線から守るための日傘のような役割をもっています。つまり紫外線を過剰に浴びてしまうと、メラニン色素も過剰に生成されてしまい、結果それが蓄積しシミに。
夏の強い紫外線だけでなく、日常生活の中で少しずつ浴びた紫外線ダメージも影響します。紫外線によるシミは頬骨の高いところにできやすいのが特徴です。
ニキビや傷、虫さされや肌に合わない化粧品の使用などで肌が炎症を起こすと、その炎症が刺激となり、メラニンの過剰生成を促進することもあります。
時間とともに自然に消えていくことが多いですが、紫外線を浴びると残りやすくなるので注意しましょう。
ホルモンバランスの乱れやストレスも、肝斑などのシミが増える原因の一つです。ホルモンバランスが乱れることにより肌内部で炎症が起き、その刺激により肌はメラニン色素を過剰に作り出します。
また、ストレスは肌のバリア機能を低下させ、ターンオーバーの乱れにつながる為、シミができやすくなります。
肌の色や遺伝など、生まれもった体質も影響します。色白の人はもともとのメラニン量が少ないため、紫外線を浴びるとメラニンが過剰に生成されやすくなります。
食品添加物の多い食事やアルコールの過剰摂取、喫煙など、体内の活性酸素を増やす生活習慣にも要注意。活性酸素は、肌のメラノサイトを刺激してメラニンの生成を促進する働きがあります。
ストレスも活性酸素を増やす原因になるので、こまめなストレス発散を心がけましょう。
日常生活においては、もちろん紫外線対策がシミ予防に一番有効。美容医療においては、「ピコシュア」というメニューが最適です。
「ピコシュア」はアメリカFDAの認可を取得しているピコ秒レーザーです。従来のQスイッチレーザーよりも短期間で、高い治療効果を発揮します。
シミやそばかすなどの色素斑の除去から、肌のくすみやニキビ跡、小ジワの改善、開き毛穴の縮小などあらゆる効果が見込めるレーザーです。これまで治療が難しかった色の薄いシミのメラニンにも働きかけ、くすみのない肌へ導きます。
これまでシミ治療で主に用いられてきたQスイッチレーザーは、別名ナノ秒レーザーといい、パルス幅は10億分の1秒でした。一方ピコシュアで用いられるピコ秒レーザーは、その1000分の1(1兆分の1秒)。圧倒的なスピードの照射速度を実現したのです。
また、ピコシュアは複数存在するピコ秒レーザーの中で、唯一「色素性病変(シミ等)」「シワ」「ニキビ跡」と幅広い分野でFDAの認可を受けています。
従来のシミ取りレーザーは、照射した部位のメラニンに熱を発生させ、その色素を破壊するものでしたが、ピコシュアは熱ではなく衝撃波でメラニンを砕きます。そのためより細かく色素を破壊することができ、治療速度が格段に速くなりました。
また、従来のレーザーに比べメラニン色素に対する反応が約3倍も高いため、低エネルギーでも高い効果を発揮。照射範囲周辺の肌を必要以上に傷つけることがなく、ダウンタイムを最小限に抑えることにも成功しました。
ピコシュアはシミ治療だけでなく、美肌治療としても有効です。
表皮層にレーザーを照射し真皮層に刺激を与えることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進。これにより肌のハリや弾力の向上、小ジワの改善、毛穴の縮小、ニキビ跡の改善などの効果も期待できます。
気になるシミはないけれど、美肌になりたい方にもおすすめです。
気になるシミにピンポイントでレーザーを照射し、シミを除去。これまで治療が難しかった色素の薄いシミにも効果が期待できます。
「ピンポイントでシミ取りをしたい」「色素が薄いシミもしっかり取り除きたい」といった方におすすめです。
顔全体にレーザーを照射し、点在しているシミやそばかす、くすみを解消。顔全体のトーンアップが叶い、毛穴の縮小にも効果が期待できます。
「顔全体のシミやそばかす、色素沈着が気になる」「肌のくすみを解消したい」「美白になりたい、肌をトーンアップさせたい」「開き毛穴を改善したい」といった方におすすめです。
※幹細胞培養液パック付き
特殊なレンズを使用して、レーザー光を無数の細かい点状に照射。これによりコラーゲンやエラスチンなどが生成され、肌の再生を促します。凹凸のニキビ跡や小ジワの解消、肌質改善に効果的です。
「ニキビ跡を改善させたい」「顔全体の小ジワが気になる」「たるみ毛穴を解消したい」「肌にハリがほしい」といった方におすすめです。
上記の基本照射プランに加え、さらに結果にこだわりたい方におすすめのプランも用意しています。
※幹細胞培養液パック付き
ピコシュアコンビネーションは、ピコトーニングとピコフラクショナルを組み合わせたセットプラン。顔全体のトーンアップを含め、あらゆる肌悩みを短期間で改善したい方におすすめです。
※幹細胞培養液パックク付き
ピコシュアリュクスは、ピコトーニング、ピコフラクショナルの照射に加え、エレクトロポレーションと幹細胞培養液パック、さらに高濃度ビタミンC点滴もついたセットプランです。
ピコトーニングとピコフラクショナルの照射によって肌に有効成分が浸透しやすい状態になっているため、エレクトロポレーションや幹細胞培養液パックがより効果を発揮。さらに高濃度ビタミンC点滴による身体の内側からのアプローチによって、トータルで美肌を叶えます。
この記事では、30代の男性に特におすすめの美容医療を紹介しました。近年は、当院に足を運ばれる男性のお客様も増えています。また、新宿院には男性専用のパウダールームも設置しているため、気軽に来院いただきやすいのではないでしょうか。
「とりあえず話だけ聞いてみたい」といった方も大歓迎です。30代も思いっきり輝きながら過ごせるよう、お手伝いさせてください。
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