骨盤底筋トレーニングで尿漏れを治す！それでも改善しない場合のおすすめ治療も

重い荷物を持ち上げた瞬間や、咳やくしゃみが出た瞬間……思わず尿漏れしてしまい「あ！」と焦った経験のある方は多いはず。

そんな尿漏れの改善方法として広く知られているのが、「骨盤底筋（こつばんていきん）トレーニング」です。

この記事では、骨盤底筋トレーニングの方法を紹介。それでも改善が見込めなかった場合や、さらなる効果を求める場合におすすめの、「インティマレーザー」という治療についても解説します。

尿漏れの原因は？

尿漏れは「骨盤底筋（こつばんていきん）」という骨盤の底にある筋肉と、靭帯などの結合組織と関係があります。骨盤底筋などの結合組織は、膀胱や直腸、子宮等を支える役割があります。

咳やくしゃみでの尿漏れの多くは、この骨盤底筋などの結合組織が加齢や出産などにより緩むことで発生。そのため、骨盤底筋を鍛えて引き締めることが、尿漏れの症状改善に効果を発揮するのです。

骨盤底筋トレーニングの方法は？

ではさっそく、骨盤底筋トレーニングの方法を2種類ご紹介。

どんなトレーニングにもいえることですが、始めたらすぐに効果が出るものではありません。2〜3ヶ月かけて改善を目指すつもりで、コツコツ毎日続けましょう。

寝起きにおすすめ！横になっておこなう方法

1.肛門、膣、尿道を10秒ほどぎゅーっと締めます。肛門と膣を胃の方向に引き込むイメージです。
2.その後30秒ほどかけて、力を抜きリラックスします。
3.その後30秒ほどかけて、力を抜きリラックスします。
4.上記の動きを10回繰り返します。
5.次は、同じように肛門、膣、尿道を締める・緩める動作を早いテンポでおこないます。
6.早いテンポでの動作も10回繰り返します。

仕事中や電車で移動中にも！座った状態＆立った状態でおこなう方法

1.背筋を伸ばして、両足を肩幅に開きます。
2.肩とお腹の力を抜き、肛門、膣、尿道を締める・緩める動作をおこないます。
3.上記の動きを10回繰り返します。

※座った状態、立った状態どちらでもOKです。

骨盤底筋トレーニングのQ&A

Q. 注意点は？

肩やお腹など、他の場所が力んでしまうと逆効果になってしまいます。リラックスした状態でおこないましょう。また、呼吸を止めないことも大切です。

Q. 1日何回すればいい？

横になった状態のトレーニングも座った状態のトレーニングも、まずは1日5セットを目標にしましょう。慣れてきたら、徐々に回数を増やしていくのがおすすめです。

骨盤底筋トレーニングの効果をさらに高める手段とは？

骨盤底筋トレーニングを正しく続ければ、約7割の方に尿漏れ改善の効果が見込めるといわれています。

それでも効果が感じられない方や、もっと効果を高めたい方におすすめなのが「インティマレーザー」という治療。痛みやダウンタイムがほぼなく、尿漏れの改善が見込めます。

インティマレーザーによる尿漏れの改善方法は？

先端が90度開いた、尿漏れ専用のハンドピースを膣の奥まで挿入。膣前壁を中心に、奥から少しずつ抜きながら細かくレーザーを照射します。その後尿道口周辺を1周、小陰唇や膣口周辺を2～3周重ねるようにして照射し、終了です。

レーザーの温熱効果によりコラーゲン生成が活性化し、細胞を再構築。尿道や膀胱を支える力が増えるため、尿漏れの改善につながるといわれています。1～2ヶ月おきに2～3回治療を続けることで、効果を実感できるようになるでしょう。

インティマレーザーの特長は？

インティマレーザーには、いくつかの特長があります。

骨盤底筋トレーニングとインティマレーザーで、尿漏れを改善しよう

加齢や出産などを経て気になってくる尿漏れ。身体の衰えを感じて落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、改善は可能です。

まずは自宅でできる骨盤底筋トレーニングから挑戦してみてください。もしより高い効果を求める場合は、インティマレーザーの検討もおすすめです。骨盤底筋トレーニングとレーザーでアプローチする部分は違うので、ぜひ両方鍛えていきましょう。

デリケートな悩みですが、当院には女性医師が在籍しているため、安心してご相談いただけます。

尿漏れの悩みを改善して、快適に日々の生活を送りましょう！

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