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ヒアルロン酸注射は、高い技術が求められる。より自然で美しい仕上がりになる「マルチレイヤーテクニック」とは?

更新日
2024.10.14
監修医師
医療法人社団有恒会 オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

ほうれい線などのシワを内側から隆起させ、シワを伸ばしたり。鼻やアゴなど高さを出したい部位に注入して、理想の顔を目指したり。

さまざまな用途に用いられる”プチ整形”の代表格「ヒアルロン酸注射」ですが、手軽だからといってどの医師がやっても同じ結果になるわけではありません。

クリニックによってはヒアルロン酸を注入した後、「表情を変えたり顔を動かしたりすると、不自然に膨れて見えてしまった」といったトラブルもあるようです。

そんなトラブルを回避し、自然で美しい仕上がりを実現するために、当院では「マルチレイヤーテクニック」という術式を取り入れています。目黒祐天寺院の朽木院長の名前をとって「朽木式」とも呼ばれるこの術式は、筋肉の動きに合わせた画期的な注入法です。その詳しい概要や朽木院長のこだわりなどを、余すところなくお伝えします。

Contentsコンテンツ

マルチレイヤーテクニック(朽木式)について詳しく!

マルチレイヤーテクニックとは、簡単に言うと皮膚の浅層部と深層部にヒアルロン酸を注入することで、筋肉の動きに沿った自然な仕上がりを可能にする術式のこと。
まずは、皮膚の構造から説明します。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)について詳しく!

図のように皮膚は表皮→脂肪→筋肉→骨の順に層になっており、浅層の脂肪は動きがあり、深層の脂肪は動きがありません。

従来のヒアルロン酸注射は、動きのある浅層の脂肪区分のみに注入する手法が主流でした。しかしそれでは動きのある部分にのみ注入されるため、表情を動かすたびに頬が盛りあがる「ヒアル顔」になってしまいます。

マルチレイヤーテクニックでは、脂肪を囲む区画(コンパートメント)を含めて着目。特に、動きのない深部脂肪層にもアプローチし、骨格に合わせて注入することが大切です。注入する深さに応じて、重ねてヒアルロン酸を使うことで、より自然で理想的な仕上がりになります。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)で用いるヒアルロン酸について

ヒアルロン酸は硬いものや柔らかいもの、弾性の高いものや低いものなど、製造会社によりさまざまな種類があります。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)で用いるヒアルロン酸について

マルチレイヤーテクニックでは、スイスの美容製品メーカー「TEOXANE社」が製造する「テオシアル」シリーズの「RHA4」というヒアルロン酸注入剤を用います。

ヒアルロン酸 RHAの詳細を見る

テオシアルの特長

  • 100%非動物性ヒアルロン酸を使用しているため、アレルギー検査が不要
  • ヒアルロン酸の重量の1000倍も吸水する高水和性によって、皮膚のみずみずしさを保てる
  • ヒアルロン酸が持つ粘弾性と伸張性により、皮膚の動きに合わせてなめらかに変形する
  • 約6ヶ月~1年の効果持続が期待できる ※個人差あり

テオシアルのRHA4とは

テオシアルのRHA4とは

テオシアルの「RHA」シリーズは弾力性と伸張性に優れています。高い弾性は動きに強く、皮膚とともにしなやかに伸びるため、ほうれい線やマリオネットラインなど、よく動かす口元のたるみ改善に最適。さらに“しこり”になるリスクも軽減されており、より自然な美しさを実現します。

当術式ではRHAシリーズの中でも浅層・深層の注入どちらにも向いている「RHA4」を使用。動きのある浅部および深部脂肪層に注入することで、表情(皮膚)の動きに適応しつつ、ボリュームアップを実現します。

※年齢や性別、皮膚の状態によっては異なるヒアルロン酸を使用するケースがあります。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)の症例写真

マルチレイヤーテクニック(朽木式)を用いた、目の下のクマ治療の症例写真を紹介します。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)の症例写真

彼女の場合、目の下のふくらみ(眼窩脂肪)がしっかりできているので、手術も適応になるタイプ。しかし今回はヒアルロン酸のみを使用して、改善を目指すことにしました。

使用したのは「RHA4」3本と「ボルベラ」1本です。独自の「マルチレイヤーテクニック」により、RHA4を皮膚の深部脂肪層と浅部脂肪層に分けて必要量注入。その後、ボルベラを表皮直下に注入し仕上げました。

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マルチレイヤーテクニック(朽木式)の症例写真

顔の中でも特に目の下は、「ヒアルロン酸を入れるとパンパンに膨れた顔になりそうで怖い……」と心配する方が多い箇所。しかし朽木式では、表情を動かしてもナチュラルな仕上がりを実現します。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)の症例写真

横顔のチークラインも自然な仕上がりになりました。

ヒアルロン酸注射(目の下)の詳細を見る

他クリニックのマルチレイヤーテクニックと、当院オリジナルの「朽木式」の違い

たとえば目の下のクマ改善の場合、2種類のヒアルロン酸を用途に分けて使用。

深部に使用しているのは硬さがありながら自然な仕上がりになるRHA4です。これを頬骨のあたりから横向きに深部脂肪層(動かない層)へ注入。その上で、頬の丸さを少し補うために、浅部脂肪層にも注入します。

そして目の下の薄い線を消す際には、皮膚の表層への注入に効果的なジュビダームビスタの「ボルベラ」を使用。表皮直下(眼輪筋上)の浅層に、目頭のあたりから一滴ずつ置いてくるように繊細に注入します。

そうすることで表情を動かした際にも不自然に盛り上がることなく、ナチュラルなボリュームアップを実現。また、カニューレを用いて深層と浅層に分けて注入することで、血管塞栓のリスクが減るため、安全性も高まります。

技術力のない医師の場合、眼輪筋下に注入してしまい、眼窩脂肪の容積を増やしてしまいかえってクマが悪化したように見えてしまうケースも。医師選びの際は症例写真を確認するのはもちろん、カウンセリング時にどういったこだわりをもってヒアルロン酸注入をおこなうのか、確認することも大切です。

朽木式の注入法は、特殊なテクニックでナチュラルな仕上がりを実現します。目の下以外のパーツももちろん相談可能ですので、気軽にカウンセリングにお越しください。

マルチレイヤーテクニック(朽木式)で自然な若返りを叶えよう

マルチレイヤーテクニック(朽木式)で自然な若返りを叶えよう

ヒアルロン酸注射は「注入するだけ」という簡単な施術ですが、それだけに結果も明らか。顔の構造や表情の動きの仕組みを理解し、最適なタイプのヒアルロン酸を正しい層に注入する技術が必要です。

当院では「マルチレイヤーテクニック(朽木式)」を用いて、ヒアルロン酸注入の最も自然で美しい仕上がりを追求。安心・安全であることはもちろん、お客様のご希望に合わせたオーダーメイドな治療を提案します。

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この記事を監修した医師

朽木 律子

医療法人社団有恒会
オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

オザキクリニック目黒祐天寺院院長。皮膚科医として、長年の実績と経験を培ってきました。的確なカウンセリングを心がけ、注入系治療の技術力を磨き、一人ひとりの個性に適したデリケートな治療を実践しています。シワやたるみなどの肌トラブルをはじめコンプレックスなどの繊細な悩みを、確かな技術と提案力で解消し、新たな魅力を引き出します。

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