美容コラム
「ダイエットにチャレンジしてもなかなか成功しない」「年齢を重ねるごとに痩せにくくなってきた」などと感じ、悩んでいる人は案外多いのではないでしょうか。
そのような人が検討し得る選択肢のひとつに脂肪吸引がありますが、実際どのような施術なのかご存じでしょうか。この記事では、脂肪吸引のメリットとデメリット、施術の流れなどを紹介します。
脂肪吸引にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
1.食事制限や運動などハードなダイエットを行う必要がない
どのようなダイエット方法を試しても失敗してしまうという人にとって、これ以上のメリットはないでしょう。自発的にダイエットをしなくても目に見える形でサイズダウンが可能です。
2.希望する部分の脂肪を吸引することができる
脂肪吸引では、ダイエットや鍛えるだけではなかなか減らしにくい部位の脂肪でも減らすことが可能です。
3.吸引した自分の脂肪は、別の部位に注入することも可能
脂肪吸引と脂肪注入を組み合わせることで、理想のボディラインを追求することができます。たとえば、太ももから吸引した脂肪をバストに再注入するなど、細くしたい部分は細く、ボリュームがほしい部分はプラスすることが可能です。
4.リバウンドする可能性はほとんどありません。
脂肪細胞の数自体を減らしてしまうため、リバウンドすることはほとんどありません。
痩せたい人にとってとても大きな魅力のある脂肪吸引ですが、メリットしかないわけではなく、当然デメリットも存在します。デメリットを知らないまま施術を受けると、施術後に「こんなはずではなかった」と感じる原因にもなるので、事前にきちんと理解しておくことが大切です。
1.体重を減らすことはできない。あくまでも見た目を変える。
脂肪吸引では体重を減らすことはできず、施術後一時的にむくみで体重が増えることもあるということを理解しておく必要があります。
脂肪吸引で変わるのはあくまでも見た目です。体への負担を考えると、脂肪吸引で取り除ける脂肪の量はそれほど多くはありません。体重が変化するほどは吸引できないので、体重を減らしたい人には不向きです。
2.ダウンタイムがある
ダウンタイムとは施術から回復までにかかる期間のことです。施術部位や吸引量によっては当日帰宅して翌日からシャワー浴が可能という場合もありますが、それでも内出血や腫れ、むくみなどの症状が出ることもあります。施術部位や範囲によって異なりますが、それらが治まるまで、少なくとも1~2週間のダウンタイムがあると考えておいた方がよいでしょう。
3. 筋肉痛のような痛みが発生する
施術後に筋肉痛のような痛みが発生します。これには痛み止めで対処できますが、痛みを伴う施術だと理解したうえで受けた方が安心です。医師によって施術後に違いが出てしまう点もデメリットといえるかもしれません。どのクリニックで施術を受けるかも慎重に選ぶ必要があるでしょう。
何度もダイエットにチャレンジしてそのたびにリバウンドを繰り返してしまったせいで、痩せにくくなった気がするという人は少なからずいるでしょう。年齢を重ねて代謝が悪くなっているせいか、若いころと同じようにダイエットしても成果が出にくくなってしまったと感じている人もいるかもしれません。そのような人でも痩せられるのが脂肪吸引の魅力です。もっと具体的にいうなら、次のような人に脂肪吸引は向いています。
脂肪吸引は一般的なダイエット法とは異なり、部分痩せが可能です。全身からくまなく脂肪を吸引できるわけではないため、どの部分を細くしたいかがはっきりしている人に向いている方法だといえます。
以下、脂肪吸引の症例写真を紹介しますので、理想のイメージの参考になさってください。
20代女性、施術1年後の症例写真です。上半身の脂肪がしっかり除去され、ほっそりとした印象になりました。
ダウンタイム:【腫れ・むくみ】 2週間~1ヶ月程度/【内出血】 2~3週間程度
30代女性、施術3ヶ月後の症例写真です。下半身全体が細くなっただけでなく、美しくスタイリングできています。
ダウンタイム:【腫れ・むくみ】 2週間~1ヶ月程度/【内出血】 2~3週間程度
「脂肪吸引」という言葉から、「体についている脂肪を吸引する施術なのだろう」ということは誰にでも想像がつくでしょう。しかし、「どの部分の脂肪を吸引するのだろう」「どのような方法で吸引するのだろう」と疑問を持つ人は少なからずいるはずです。不安を感じることなく検討できるように、最初に脂肪吸引の方法について説明しておきます。
脂肪吸引の方法はいくつかありますが、主流となっているのはカニューレ吸引法です。皮膚を3~5mm程度切開し、そこにカニューレという細い管を挿入して皮下脂肪を吸引する方法で、フランスのルイーズという医者が1977年に開発しました。ダイエット等ではなかなか減らすことのできない皮下脂肪にアプローチできる点が特徴です。皮下脂肪であれば、どの部位にでも応用できます。
実は、食事制限や運動などで痩せても、太っているときと脂肪細胞の数は変わりません。脂肪細胞が大きくなれば太り、小さくなれば痩せます。せっかくダイエットしても生活習慣などが変わらなければリバウンドしてしまうのはそのためです。
しかし、脂肪吸引は脂肪細胞の数自体を減らせるという点が違います。たとえ脂肪細胞が大きくなっても数自体が減っているためリバウンドが起こりにくいのです。
脂肪吸引のメリットとデメリットがわかったところで、ここからは、施術の流れについて詳しく解説していきます。
当院では、施術日とは別に事前のカウンセリングを行います。事前カウンセリングでは、写真を撮って仕上がりをイメージを医師と相談します。
どの部分に悩みを抱えているのか、脂肪吸引によってどうなりたいと思っているのかなどは人それぞれです。専門の医師がさまざまな質問をして、希望や要望を浮かびあがらせ、共有していきます。どこからどれだけの脂肪を吸引すればよいかも、理想とするスタイルによって違ってきます。脂肪吸引は腹部、二の腕、太もも、お尻、ふくらはぎなどあらゆる部位に行える施術です。
複数の部位に渡って吸引することも可能なので、慎重に部位と吸引する量を決める必要があります。吸引した後で思っていたイメージと違うということがないように、医師と患者の間で仕上がりのイメージをしっかりすり合わせておくことがとても大切です。
また、体についている脂肪を外に吸い出すのですから、体にはそれなりの負担がかかります。麻酔も使用するため、施術に耐えうる体調かどうかを事前にチェックしておかなければなりません。別の施設で検査(血液検査、レントゲン、心電図など)をしてきていただくか、半年以内の検診データをご提出いただく必要があります。
カニューレを使用する脂肪吸引の場合、施術時には麻酔が必須です。麻酔の方法には部分麻酔と全身麻酔があり、どちらで行うかはクリニックによって判断が分かれます。というのも、全身麻酔は麻酔の専門医が管理しながら行わなければ危険だからです。麻酔の専門医が在籍していないクリニックでは全身麻酔を避け、局所麻酔に静脈麻酔や硬膜外麻酔などを組み合わせた部分麻酔で行うことになります。
麻酔の専門医が管理できるクリニックでは、施術中の苦痛が少ない全身麻酔での施術が可能です。痛みに弱い人や施術に対する不安が大きい人には全身麻酔が向いているかもしれません。ただし、全身麻酔で脂肪吸引を行う場合は、事前の検査が必要になります。
また、脂肪を吸引する部位や範囲などによっても麻酔の方法が分かれるでしょう。たとえば、吸引する脂肪の量が少量の日帰り施術は部分麻酔で行います。点滴による静脈麻酔が効いたのを確認してから、局所に薄めた麻酔薬と止血剤を注入するチューメセント法という麻酔法がとられることがあります。クリニックによって対応している麻酔の方法が異なるので、カウンセリングの際に確認するとよいでしょう。
カニューレによる脂肪吸引では、最初にカニューレを挿入する部分を作るために皮膚を切開しなければなりません。麻酔が効いていることを確認したうえで、メスで数mm皮膚を切開します。吸引するのは皮下脂肪なので、深いところまで切開するわけではありません。カニューレが挿入できればよいので、切開の幅も3~5mm程度の小さなものです。皮膚を切開したらその部分からカニューレを挿入し、デザインに合わせて脂肪を吸引していきます。吸引が終わったら、最後に傷口を縫合して終了です。
なお、脂肪吸引には、長さは20~40cm、太さは1.6~3.5mmのカニューレを使用します。形状はまっすぐなもの、曲がったものなどさまざまで、太さや長さの違いも含めれば数十種類もあります。脂肪吸引では部位や深さに応じて太さや長さ、形の異なるカニューレを使い分ける必要があり、美しく仕上げるためには適したカニューレを選んで施術することが重要です。施術にかかる時間は、吸引する部位や吸引する脂肪の量によって異なります。大量の脂肪吸引は体への負担が大きいため、通常行いません。そのため、施術する部位によっては数回に分けて吸引を行うことになります。
オペ終了後はリカバリー室にて少しお休みいただき、ご帰宅となります。
カニューレによる吸引で大きな傷は残らないとはいえ、脂肪吸引はそれなりに体への負担がある施術です。施術後は過度な運動は避け、安静に過ごす必要があります。入浴は術後しばらくの間はできません。切開した部分を縫合しているので、抜糸した後から入浴可能になります。抜糸はおよそ1週間後なので、8日後からを目安としてください。シャワー浴ができるようになるタイミングは脂肪吸引した部位や量にもよって異なります。早くて翌日から、遅ければ3日後からというのが目安です。
脂肪吸引をしたら、施術直後から吸引した部位の圧迫固定をしなければなりません。圧迫固定を行わなければ、老廃物がリンパ節に溜まり、皮下出血や腫れ、むくみなどが起こってしまうためです。皮下出血、むくみ、たるみなどを最小限に抑えるために必要な措置なので、帰宅後も継続的に行わなければなりません。圧迫固定の専用装具は、施術部位によって異なり、サポートタイプのストッキング、ガードル、ウェストニッパーなどの中から適したものを選んで使用することになります。
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