Er: YAGレーザーとエルビウムグラスファイバーレーザーについて
【Er: YAGレーザー】
- 波長:2940nm
- レーザーの媒質であるYAG(Yttrium Aluminum Garnet の略)に、エルビウムを混入
- 励起させるための光源にはフラッシュランプを使用
- 水への吸収がCO2レーザーより高く、skin resurfacing(皮膚を浅く削る)目的に用いられる
- 利点は、下床組織にほとんど熱変性を残さないこと
- 欠点としては、小血管を凝固しないため治療後の出血が多い
【エルビウムグラスファイバーレーザー(フラクセル)】
- 波長:1550nm
- レーザーの媒質であるセキエイ(ガラス)にエルビウムを混入
- 励起させるための光源にはダイオードレーザーを使用
- 水への吸収がCO2よりも落ちる為、蒸散せずに凝固できる
フラクセルに、この波長が選択された理由としては、水への吸収が高すぎないということで、蒸散せずに凝固することでNon-Ablativeな治療が可能となります。また、水分をほとんど含まない角質層はレーザーが透過するため、角質層がバイオドレッシングの役割を果たし、感染のリスクが低くなります。基本的には媒質に同じエルビウムが混入されていますが、違った種類のレーザーとなります。(Er:
YAGの一種というわけではありません)水への吸収曲線としては、下記のグラフを参照してください。