

勃起不全は「勃起機能障害」「勃起障害」とも呼ばれる男性の性機能障害(Sexual Dysfunction;SD)の一種で、陰茎の勃起の発現あるいは維持のできないために満足に性交の行えない状態をいいます。
しばしば、EDはSDと同一視されますが、SDは性欲・勃起・性交・射精・オーガズムの一つでも欠けるか不十分なものと定義され、EDはSDの一つに過ぎません。
勃起には中枢性勃起と反射性勃起の2つがあります。
中枢性勃起は、知覚的・心理的刺激が脳内の勃起中枢を刺激するもので、反射性勃起は、マスターベーションやペッティングなどの物理的刺激によるものをいい、陰茎内にある海綿体の毛細血管に血液が流れ込み、筋肉の力ではなく陰茎内に血液が充満し、陰茎が硬く大きくなることで勃起が起こります。
睡眠時に起こる夜間勃起は、一晩に3~6回あるレム睡眠期の間に起こるもので、目覚めた時がちょうどレム期に一致した時にみられる勃起を「朝立ち」といいます。
■ 軽症 … たまに勃起できない
■ 中等度 … 勃起が充分ではなく、時々性交ができない
■ 完全型 … 勃起しないため、常に性交できない
加齢に伴い増加傾向にあり、日本では40~50代男性の半数がEDに悩んでいるという報告があります。
ホルモンの分泌量の減少のほか、糖尿病・うつ病・高血圧の治療薬が原因になることもあります。 に、男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌量の減少は精力減退に大きく関与してくるといわれています。
最近6ヵ月で該当するものを選択して下さい。
| 22~25点 | 17~22点 | 12~16点 | 8~11点 | 5~7点 |
| 正常 | 軽症 | 中等~軽症 | 中等度 | 重症 |
1.勃起を維持する自身の程度はどのくらいありましたか?
| 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 |
| 非常に低い | 低い | 普通 | 高い | 非常に高い |
2.性的刺激による勃起の場合、何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか?
| 0点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 |
| 性的刺激1度もなし | 全くなし又はほとんどなし | たまに(半分よりかなり下回る回数) | 時々(半分くらい) | おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数) | 毎回、又はほぼ毎回 |
3.性交中、挿入後何回勃起を維持することができましたか?
| 0点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 |
| 性交の試み1度もなし | 全くなし又はほとんどなし | たまに(半分よりかなり下回る回数) | 時々(半分くらい) | おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数) | 毎回、又はほぼ毎回 |
4.性交中に、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか?
| 0点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 |
| 性交の試み1度もなし | ほとんど困難 | かなり困難 | 困難 | やや困難 | 困難でない |
5.性交を試みた時に、何回満足できましたか?
| 0点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | 5点 |
| 性交の試み1度もなし | 全くなし又はほとんどなし | たまに(半分よりかなり下回る回数) | 時々(半分くらい) | おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数) | 毎回、又はほぼ毎回 |

■ 性欲減退
勃起は正常であるが、性行為を含めた性への関心がないことをいいます。性欲は男性ホルモン(テストステロン)と密接な関連があり、男性ホルモンの分泌が少ない場合、性欲低下や性欲減退につながります。
■ 精液量の減少
精液構成に関わる尿道分泌物、前立腺分泌物、精嚢分泌物などが顕著に減少してしまう現象をいいます。
■ 逆行性射精
射精時精液が尿道の外に噴出されず、膀胱内に逆流してしまう現象をいいます。
■ オーガズムの欠乏
性行為時に得られる快感や会陰部の筋肉の周期的な収縮が起こらない現象をいいます。
■ 早漏症(早漏射精)
男性が性関係時に本人の意思とは関係なく、いち早く射精に至ってしまう現象をいいます。
内服薬~必ず医師の処方が必要となります!~
一般病院のように処方せんをもらって薬局へ行く必要がありません。保険適応外の薬ですので、保険証に記載が残ることも一切ありません。来院していただくと問診票やチェックシートの記入をしていただきます。それらに従ってドクターが診察を行います。診察後、問題がなければ、直ちに薬が処方されます。

バイアグラ 50mg
バイアグラは性的刺激による勃起を手助けするため、勃起不全の方でも満足のいく性行為が行えるようになります。服用後30分~1時間くらいで効果が現れ、およそ3時間ほど効果が持続します(性的刺激を受けなければ、勃起しません)。
また、バイアグラは勃起の持続力にも効果が期待できます。厚生労働省の発表資料によれば、バイアグラの処方対象となる勃起不全とは「満足な性行為を行なうに十分な勃起とその維持ができない」状態とされています。
早漏でお悩みの方や、性行為に満足ができないという方も、是非一度ご相談ください。
以下の場合、使用は絶対にできません
■ 狭心症や心筋梗塞治療のため、一酸化窒素(NO)供与剤を服用中、服用後の方(ニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビド等)
■ 本剤の成分に対しアレルギー(過敏症)の既往歴のある方
■ 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方
■ 低血圧の方(血圧で上が90mmHg未満、下が50mmHg未満)
■ 高血圧の方(血圧で上が170mmHg以上、下が100mmHg以上)
■ 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある方
■ 重度の肝障害のある方
■ 網膜色素変性症(進行性の夜盲症)の方

レビトラ 10mg
レビトラは、バイアグラと同じくPDE-5(ホスホジエステラーゼ5)というEDの原因と考えられている酵素を抑制する内服薬ですが、より選択性が高く、PDE-5酵素のうち勃起障害に関わるタイプを中心に抑える働きがあるとされます。
米バイエル社は、レビトラは、バイアグラで十分な効果が得られなかったED患者にも有効であり、従来のED治療薬に比べて速効性が確認されたという臨床報告を発表しています。また、アメリカやカナダの学会では、糖尿病や前立腺がん手術後のED患者にも効果が期待できると発表されています。
以下の場合、使用は絶対にできません
■ 狭心症や心筋梗塞治療のため、一酸化窒素(NO)供与剤を服用中、服用後の方(ニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビド等)
■ 本剤の成分に対しアレルギー(過敏症)の既往歴のある方
■ 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方
■ 低血圧の方(血圧で上が90mmHg未満、下が50mmHg未満)
■ 高血圧の方(血圧で上が170mmHg以上、下が100mmHg以上)
■ 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある方
■ 重度の肝障害のある方
■ 網膜色素変性症(進行性の夜盲症)の方
以上はバイアグラと同じですが、レビトラの場合さらに、
■ 抗不整脈薬(キニジン、プロカインアシド、アミオダロン、ソタロール等)
■ α遮断薬(ドキサゾシン、テラゾシン、タムスロシン等)
■ 抗ウイルス薬・抗真菌薬(リトナビル、インジナビル、アタザナビル、ケトコナゾール、イトラコナゾール等)
これらを服用中の方も使用は絶対にできません。
ED治療薬の副作用
ED治療薬は、医師の指示に従い使用方法を守って服用すれば、安全な薬です。副作用については顔面紅潮、頭痛、消化不良、視覚異常などがまれに起きることがあります。ED治療薬を服用して性交した後、4時間以上経っても勃起が続き、痛みをともなう場合は泌尿器科に行きましょう。
原因
1.心因性勃起不全・・・心理的負担(不安感、焦燥感、心配事などのストレス)によるもの。
2.気質性勃起不全
血管性(気質性勃起不全によくある原因)
(1)動脈性(充満障害)
動脈硬化などの原因で起こる勃起不全で、主な要因は高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、骨盤損傷などがあります。
(2)静脈性(貯蔵障害)
静脈の閉鎖機能の障害による勃起不全で、陰茎の勃起組織(陰茎海綿体膨張筋)の損傷、バセドー氏病、糖尿病、重度の動脈虚血などで引き起こされる。
勃起神経や繊維に損傷を受けることにより起こる勃起不全。神経系の疾患では、脊髄神経疾患(脊髄損傷、多発性硬化症)または末梢神経疾患(糖尿病、骨盤手術)で、最も多い神経性勃起不全の原因は糖尿病によるものがあります。
糖尿病の合併症で末梢神経疾患が勃起不全をひき起こすと考えられています。
内分泌異常によって勃起不全になることの原因には、さまざまな要因があると言われています。男性の性的行動は、男性ホルモンの力によるところがほとんどで、それが分泌異常を起こしてしまうと、性欲がわかなくなり、結果的に勃起不全が生じます。内分泌系は、ホルモンとそれを分泌する内分泌腺からできています。どのようなホルモンでも、その過剰や不足により病的症状を引き起こします。
(1)身体的条件・・・過度の飲酒や喫煙、肥満、ストレス、老化など。
(2)薬物副作用・・・抗圧剤、利尿剤、安定剤、抗うつ剤、抗がん剤などは個人差があるが大部分すべての性機能に障害を起こすことがあります。症状としては、性欲減退、勃起障害、射精不能、乳房肥大などがあります。その他、鎮静剤、副腎皮質ホルモン、心臓病治療剤であるジゴキシン、胃潰瘍治療剤であるシメチジン、女性ホルモン、慢性アルコール中毒なども性機能障害をひき起こすことが分かっています。